職員の一日

高齢者の施設、サービスでは、さまざまな職種のスタッフが連携して仕事をしています。
また、働き方も異なります。福祉系、医療系の各スタッフの一日に密着してみましょう。

福祉系

介護職員(介護老人保健施設・日勤)

介護職員は、利用者さまの日常生活の自立を支援するための介護サービスを担います。具体的には食事や入浴、排せつ、衣服の着脱、車いすへの移乗などをサポートします。季節の変化を楽しみ、生活をより豊かなものにするための行事やレクリエーションも企画、提供しています。利用者さまの心身の調子や変化をキャッチしやすい立場にあり、医師や看護師、リハビリテーション専門職員との連携も重要な役割となります。


勤務形態は、正職員の場合は大きく分けて早出・遅出を含む日勤と夜勤の2パターンあります。毎月、5つあるフロアごとにシフトを組むので、休暇の申請もしやすいのが特徴です。また、交代時間が決まっているので計画的に働くことができます。

介護職員の
一日の仕事の流れ

介護職員(通所リハビリテーション)

通所リハビリテーション(デイケア)には様々な年齢層や疾患の利用者さまがご自宅から通われています。リハビリテーション(機能訓練)、入浴、レクリエーション、外出行事など、在宅生活の支援や楽しみの提供という視点から介護をしていきます。


この施設にいらしている利用者さまは、おしゃべり好きの方も多く、フロアはいつも明るくにぎやかです。利用者まだけでなく、ご家族やケアマネージャー、他サービス職種などと関わりがもてることも特徴です。


勤務は日勤時間帯のみのシフト制で、日曜はお休みです。職員数が多いため勤務の融通がききやすく、小さなお子さんがいても働きやすい職場です。

介護職員の
一日の仕事の流れ

医療系

看護師(介護老人保健施設・日勤)

近年、介護施設で働く看護師は増えています。
介護老人保健施設は、病院などを退院した後の利用者さまに、医療的ケアやリハビリテーションを行いながら介護サービスを提供する施設です。そのため、看護師の果たす役割は大きく、病状の観察、服薬管理をはじめとした健康管理を行い、異常の早期発見に努めています。利用者さまの状況に応じた検査や注射などの医療的処置を行うとともに、容態が急変した際の対応も行っています。また、医師、介護職員、リハビリテーション職員、ケマネージャー等との連携は欠かせず「チームケア」が重要となります。


勤務は、正職員の場合は日勤と夜勤の二交代制です。正職員のほか、ライフスタイルに合わせてパートタイムで働くこともできます。仁智会では子育て中の方、子育てがある程度落ち着いた方も看護師として多く働いています

看護師の
一日の仕事の流れ

リハビリテーション専門スタッフ
(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)

当施設には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士合わせて20名程度のリハビリテーション専門スタッフが働いています。入所系部門は介護老人保健施設とケアハウスに入居されている方のリハビリを行い、介護職員とともに利用者さまの思いにそった生活が行えるようサポートしています。また、通所系部門はデイケアやショートステイをご利用される方がご自宅での生活を継続出来るように、ご家族やケアマネジャーらと密に連携してリハビリを行っています。平成27年から訪問リハビリも開始し、これまで以上に在宅に関わる機会が増えています。


それぞれの専門性を活かしながらも、幅広い視点で利用者さまに関わっていることが特徴です。シフト調整がしやすく、仕事とプライベートの両立もしやすいです。