2016年12月29日
当センターでも新年をお迎えする準備を着々と進めています。
金沢春日ケアセンターの正面玄関には、高さ180㎝の大きな門松がお目見えしました。すっきりと斜めに切った竹と松、そして梅の赤い花と縁起物がすべてそろっています。
ご存じですか?金沢では昔は門松を飾る習慣があまりありませんでした。
藩政期には門松を飾ることができる家柄が限られていたそうです。その代わりに城下町では注連縄(しめなわ)や輪じめの注連飾りを玄関に掲げる風習が発達しました。葉のついた橙(だいだい)や譲葉(ゆずりは)、御幣のついた飾りになじみのある方も多いと思います。
最近は、金沢でも大きな門松をよく見かけるようになりました。そして、門松の主役はじつは「松」なんです。平安時代から松の枝を家に持ち帰る習慣が広まり、室町時代には現在のように玄関に飾るようになったと言われています。
門松は、家族の健康などを約束してくれる歳神様が降りてくる場所。大ぶりのあしらいで盛大にお迎えし、来年もしっかり見守っていただきたいですね。
金沢春日ケアレジンデスでは、お正月の花アレンジメントレッスンが開かれました。講師を務めてくださったのは、春日ケアセンターやケアレジデンスのロビーのお花アレンジを手掛ける「花あしらいセレソ」の北原サクラ先生です。
竹筒を花器に見立てて、ユリや西洋菊、葉ボタン、南天の実などをバランス良く盛り込んで彩もにぎやかな花 飾りに仕立てました。松ぼっくりや水引を結んだ締め飾り風のアレンジも合わせて、会場は一気に迎春ムードに包まれました。利用者さまの各お部屋やご家庭のお玄関も華やかになりそうですね。
今年も、利用者さま、ご家族をはじめ、みなさまには大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。