2016年12月07日
金沢春日ケアレジデンスのエントランスのお花アレンジをご紹介します。利用者さまやご家族にぜひ旬の花の表情を楽しんでいただきたいと思っています。
正面からあふれ出すのは、小さな星を集めたようなランの花「アレンセラ」。 まるで流れ星のように動きがあります。
一つひとつの小さな花をよく見ると、細い花びらが6枚あってラン特 有の花の形をしています。
ちょっと引いて眺めると、紅葉にも見えませんか? もみじの葉は12月に入ったこの時期に赤みがぐっと増します。
晩秋の紅葉からクリスマスへ。季節の移ろいを感じるとともに、華やかな気持ちになりますね。
アレンセラのとなりには、深紅のバラ。サムライという品種で、ベルベットのような光沢のある花びらが特徴です。内に秘めた情熱…日本人のスピリットを表現して命名されたそうです。サッカー日本代表のテーマカラーサムライブルーならぬ、サムライレッド。 そういえば、今クライマックスを迎えているNHK大河ドラマ「真田丸」の真田幸村の鎧も赤!ですね。
アレンジの足元では、赤い実がかわいいサンキライのツルが軽やかに踊っているようです。
この季節におなじみの花材ですが、漢字では「山帰来」と書きます。昔は毒消しの実として使われ、必要な時 に山へ行き、実を食べて帰って来たことから「山帰来」と名付けられたとのこと。
赤いお花を引き立てるのは、ふわふわした綿の実と雪冠杉(せっかんすぎ)の白。雪のにおいも感じます。そして、どんな花アレンジにも似合うやさしいグリーンのまあるいユーカリの葉が安心感を与えてくれます。光の当たり具合で白や銀色にも見えるのが、なんともいえず不思議です。