春日ケアセンターでは大規模多機能のサービスを提供しており、入所・通所サービスを日々多くの方々に利用いただいております。その中には利用者の離棟および離設が大きなリスクの一つとして潜んでおり、職員も体制を整えながらサービス提供にあたっています。

当施設ではリスク対応に備えて、定期的にマニュアルや体制が機能するかの確認を行っています。その一環として、10/16に利用者が施設の外へ出て行方不明になったという想定でシミュレーションを行いました。

 

当日は事故対策委員会（業務委員会）のメンバーが中心となって捜索本部を結成し、捜索や情報収集について指揮をとりました。捜索は時間との戦いです。メンバー集めは迅速に、情報連絡は正確に、捜索指揮は的確に、職員は緊張感をもって熱心に対応にあたりました。その結果、捜索隊が早々に対象者を発見することができました。

 

やってみた後の感想としては、またやりたい、できないことやわからない手順があった、いざ本番になると不安だなど、様々な意見があがりました。改めて、シミュレーションを行う意義と大切さを認識することができました。今後も定期的に実施していくことで、施設のリスクマネジメント機能を高めていく努力を継続していきます。