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News お知らせ

長引く咳の診療に取り組む専門医のための指南書が発刊。金沢春日クリニック・小川晴彦医師も執筆しました。

2022年07月06日

咳で苦しむ患者さんの治療の一助に

“春日メソッド”を紹介

「専門医のための遷延性・慢性咳嗽の診断と治療に診断と治療に関する指針」発刊

 

長引く咳の治療に役立つ専門医のための指南書「専門医のための遷延性・慢性咳嗽の診断と治療に関する指針・2021年度版」(NPO法人日本咳嗽学会)が、このほど発刊されました。本書の査読委員を務める金沢春日クリニックの小川晴彦医師は、自らが提唱してきた真菌関連慢性咳嗽についても執筆し、当院の「長引く咳外来」で取り組んできた独自の診断・治療について紹介しています。

 

 

せきが長引くと、身体的にも精神的にも追い詰められていきます。かぜ薬やせきどめが効かない時は、呼吸するための空気の通り道(気道)の状態が複雑になっています。気道粘膜の炎症や過敏状態によって咳の診断も異なるのですが、まして気道にキノコの胞子や菌糸が絡みついてくると、呼吸器の専門医でも治療の突破口が見い出せなくなります。

 

私たちが国内外に向けて発信してきた“春日メソッド”が、「専門医のための指針」に紹介されました。この本が病院や開業医の先生方の手元に届き、咳で苦しむ患者様の診療の一助になることを願っています。

 

金沢春日クリニック・小川晴彦医師