医療法人社団 仁智会

花*ひろば 2018年06月一覧表示

幸せのサムシングブルー、“サムライ“ブルー

春日花アレンジ

青のグラデーションが清々しさを演出

梅雨のうっとうしい季節を清々しい気持ちに変えてくれる花アレンジを紹介します。

金沢春日ケアレジデンスのロビーでは、今、色合いが少しずつ異なる青の花が清涼感たっぷりに咲きそろっています。青紫、薄紫、青、水色…青系統でこれだけの色があるのかと思うほど微妙なグラデーションで少しずつ変化し、統一感を演出しています。

青色のグラデーションが清々しさを演出しています

ひときわ目を引くのが、中央に優雅な姿を見せているデルフィニウムです。

茎に穂のように花を付けます。つぼみの形がイルカに似ていることから、ドルフィン、デルフィニウムと名前がつけられたようです。華やかな水色がほかの花も引き立てるので、花嫁さんのブーケにもよく使われます。青いものを身につけると幸せになるという「サムシングブルー」としても人気のあるお花です。

 

ブーケにも使われるデルフィニウム

 

 

 

 

 

 

 

 

定番のアジサイもアレンジにすると、新鮮な趣に

梅雨の時期の花として知られるアジサイ。前庭に植えこんで花の色の変化を楽しまれるご家庭もあると思います。

金沢の街中でも、香林坊、広坂通りの辰巳用水が流れる中央分離帯に植えられ、青紫や桃色の大輪の花が雨にぬれながらも元気に咲き誇っているのを目にされた方も多いのではないでしょうか。日本人にとってもっともなじみの深いお花の一つです。

花びらのように見える部分は、葉が変形したガクで、お花は中央に小さく隠れていることは良く知られていますね。

このアジサイ、育て方で花の色を変えることができるようです。青色に咲かせたい場合は土を酸性に、ピンク色の花にするには土をアルカリ性にします。咲かせたい色に育てる専用の土や肥料も販売されています。

アジサイの横に添えられているのは、トルコキキョウです。

大きくふんわりとした花びらが幾重にも重なり、とても華やかな印象を与えています。

少し調べてみると、トルコ人の頭に巻いたターバンのような形の花だから…、トルコ石のような色合いをしているから…などは花の名前の由来はいくつかあるようです。色も白やピンクなど様々な種類があります。

中でも、紫色、青紫のトルコキキョウは、アヤメやカキツバタの色調とも似ていて何とも落ち着きますね。アジサイの青との相性もぴったりです。

そして、ブルーの花々を優しく引き立てるのは、ドウダンツツジとアスパラガスの柔らかな緑。ドウダンツツジは細かな枝分かれと小ぶりの葉っぱが特徴で、程よく日の光が花に届きます。アスパラガスの葉は、ふわふわの葉が密生していしていてアレンジメント全体をふんわりと包み込みます。観賞用で、食用のアスパラガスと品種は異なりますが、同じアスパラの仲間です。

サッカー日本代表の勝利を願って…

今年は特に「青」に思い入れの強い方も多いのではないでしょうか。

そうです!サッカー、ロシアワールドカップでの日本代表の活躍に期待のかかる今日この頃。

グループリーグの初戦でコロンビアに勝利した日本。貴重な2点を取ったばかり。

次も何としても白星が欲しいところです。ケアレジデンスの青の花アレンジも、今年ばかりはそんな私達日本人の願いを託すササ飾りのような役割を果たしているところかもしれませんね。

サムシングブルー、そしてサムライブルーな花アレンジでした。