医療法人社団 仁智会

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【春日ケア・ロビーのお花】カラテア・マコヤナ…一枚添えると一気にラテン系に

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見ているだけで元気が出てくるカラテア

「見たことあるけれど、名前は良く知らない」。そんなお花はありませんか。カラテア・マヤコナもそんな観葉植物の一つではないでしょうか。

葉の模様が特徴的なカラテナ・マヤコナ

大きな花束や、花アレンジメントに添えられていることも多いカタテナ。葉に入った模様が特徴的です。緑の濃淡が交互に入った矢羽根ともクジャクの羽にも見える個性的で美しい模様。ブラジルなど熱帯アメリカが原産だそうです。葉だけを見ていても飽きないくらいですが、鮮やかな色合いのお花と合わせると、お互いを引き立てる効果があります。

カラテアの葉の模様の効果か、花も揺れている、動いているように見えるから不思議です。サンバのリズムに合わせて、踊る花たち。開花の具合も解放的に幾分大きく開いているかもしれません。

花言葉は飛躍、強い思い、あたたかい心

カラテアの花言葉は3つあります。飛躍、強い思い、あたたかい心。どれもポジティブな意味ばかりですね。目標に向かって取り組んでいる人、大きなプロジェクトに取り組む人へのエールを送り、そして、時にあたたかい「気」を発して気持ちを落ち着かせてくれる。仕事に勉強に取り組んでいる人にはぴったりの植物です。

 

カンガルーの前足

ユニークは花をもう一つご紹介します。小さいバナナに細かい毛が生えたような「カンガルーポー」です。カンガルーの前足という意味だそうです。オーストラリア南西部が原産。見た目通り、花言葉は「不思議」「驚き」です。ちょっとコミカルで遊び心がありますね。

 

カンガルーポー

八重のユリやカーネーションも存在感があります。

 

【春日ケア・前庭の花木】武家屋敷の秋を彩る庭木たちーモッコク、金木犀

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赤や黄色の飾りをつけて秋を演出

金沢春日ケアセンターの前庭には様々な花木が植えられており、四季折々それぞれの季節に応じた花や実をつけて私たちを楽しませてくれます。秋は、赤や黄色の飾りをつけるモッコクや金木犀が五感を刺激します。

モッコク

金木犀

モッコクも金木犀も「三大庭木」として、モチノキとともに庭造りに適した樹木として昔から親しまれている常緑樹です。モッコクは「江戸五木」として、江戸時代から人気のある庭木でもあります。秋冬でも葉が落ちず、深い緑が残り、葉の間からのぞくモッコクの赤い実や金木犀の黄金の花が秋にふさわしく温かい印象を与えています。

モッコクも金木犀も、金沢に多く残る武家屋敷の庭には必ずあるといっていいほど愛用されています。ですので、この季節になると城下町全体が何となく温かい色合いに包まれ、ほのかに甘い香りに包まれます。

モッコク

モッコクは花の香りがラン科の石斛(せっこく)に似た木という意味で江戸初期に「木斛(もっこく)」と命名されたといいます。初夏にはアイボリー色の花を咲かせます。そして、秋には花とは反対に赤い実をつけ、そこにメジロやヒヨドリなどの野鳥が実を食べにやって来ます。

赤い実を狙って野鳥がやって来る

金木犀

金木犀はこの時期、おなじみの香りの強い花を咲かせます。「キン」は花の黄色を金色に見立てたもので、「モクセイ」は樹皮が動物のサイ(犀)の肌に似た木という意味です。黄色の花は、その年にできた葉の付け根に密集しているのが特徴で、強い香りとは裏腹に花は葉の陰に隠れているように見えます。

青空に映える金木犀

 

 

【春日ケア・ロビーのお花】ユリ…それは「揺り」&「寄り」の融合

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縄文時代から日本人に寄り添ってきたユリ

金沢春日ケアセンターのロビーのお花を紹介します。

今日の主役は大きく開花したユリです。花に詳しくない方でも、ユリは見ただけで花の名前を言い当てることができると思います。日本人とユリの関わりは古く、縄文時代の遺跡からユリの球根が出土したという記録もあります。奈良時代に記された古事記、万葉集にもユリは描かれており、神の花として祭りや祈りの儀式に捧げられてきたり、庶民にも親しまれる花として愛されてきました。

ユリの語源は、花が揺れる様子の「揺り」からとも、球根の小さい鱗片が重なり合う「寄り」からとも言われています。揺りと寄り…どちらも語源としてありそうですね。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

美しい女性は、立っていても座っていても、はたまた歩いていても絵になるという表現です。芍薬は茎の先に花を咲かせ、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつけ、百合は風に揺れる様子が美しい…だから、芍薬は立って、牡丹は座って、百合は歩きながら見るのが「いとをかし」という別の解釈もあるようです。

一輪あるとぱっとその場が明るく華やかになり、芳香も個性的なユリの花。そんなユリの花言葉は「純粋」「無垢」。ピンクのユリは、「虚栄心」という意味も込められています。

青いリンドウの花と一緒に生けると、より一層秋の趣を感じます。

階段に飾ると足元も明るく

階段のステップに花を飾ると、こんなに素敵な雰囲気になりました。

足元が明るくなったように感じます。花を上から眺めることができて、また違った趣を楽しめます。

 

 

 

【春日ケア・ロビーのお花】ワレモコウ 茶人に愛された季節の花。花は野にあるように。

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赤茶色の小さなガクの集合体、ワレモコウ

金沢春日ケアセンターのロビーのお花を紹介します。

大きく広がる赤い花は、グロリオサ

茶色の粒状の花がかわいらしいワレモコウ

今回の花アレンジで注目していただきたいのは、楕円形をした粒状のワレモコウの花です。花束などで見たことがある方も多いと思います。深い赤、茶色の粒が風に揺れているのを見ると、秋の訪れを感じます。

ワレコモウはバラ科です。グミのように見える粒は、2mmほどの小さな花が集まってできたものです。一つひとつの花には花びらがなく、ガクだけでできています。日本では雑草として扱われることが多いのですが、根や葉を天日干しにしたものは古くから生薬として用いられてきました。抗菌作用、収れん作用があり、止血、抗菌に効果があるそうです。

お茶室に秋の彩をそえる

お茶室の床の間に飾る茶花としても愛されて来ました。「花は野にあるように」。千利休の教えです。ワレモコウの茎が不規則な方向に伸びている様子や、蕾状の花の控えめな様子が、まるで自然の中にありのままに咲いているように見えるため、秋の珍花として茶人が好んで扱ってきました。

ワレモコウの深い赤茶色は、花入れに良く使われる備前焼や信楽焼、竹の渋いデザインに良く似合いますよね。花言葉は、変化、移ろい、憧れ、もの想い…など。見る人の気持ちの変化、深い思いを象徴する花だということが分かります。

暑い夏が少しずつ少しずつ秋へと移ろい、目に入る景色にも赤や茶色の深い色合いが増えてくる。そして、また新しい楽しみも待っています。

季節の小さな変化をぜひ楽しんでください。

 

【春日ケア・ロビーのお花】エリンジウム エリンギとは深いご縁あり。名前にご注目を!

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エリンジウム
とんがりとまんまるが組み合わさったモダンアート

金沢春日ケアのロビーのお花を紹介します。

今日注目したいのは、紫色の丸い花エリンジウムです。小さな花の集合体でできた粒があり、その周りには痛々しいトゲが四方八方に広がっています。セリ科で、ギリシャ語でトゲを意味する「エリギオン」にちなんで、エリンギウムという名前になりました。アメリカでは、葉の形が柊に似ているので「シーホーリー」と呼ばれています。

眺めていると、青紫色のさわやかな色合いが夏の暑さに涼しさを加えてくれますね。光の当たり具合では、艶が際立っていぶし銀が降りかかっているようにも見え、鋼の強さも感じられます。

花言葉は、「無言の愛」「秘めた恋」。まるみととんがりが共存する感情を想像すると、納得のいくネーミングです。

キノコのエリンギとのまさかの接点

キノコの一種として料理にも使うエリンギ。実は、エリンギは、このエリンジウムの枯れた根っこに寄生して育つそうです。エリンギという名前…確かにエリンジウムに似ていますね。見た目、色は全く似ていませんが…。今度、エリンギを食べる時には、ぜひエリンジウムも思い出してください♪

ケイトウのオレンジに秋の気配も

ふわふわ感が半端ない。思わず触りたくなるケイトウの花

ユリのピンク、トルコキキョウの紫のグラデーションが上品です

 

【春日ケア・ロビーのお花】パンパスグラス ボリュームあるフサフサ、実は魔女のほうき!

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ススキに似ている!?パンパスグラス
幸せを運んでくる魔女のほうき

金沢春日ケアセンターのロビーのお花を紹介します。
今回注目したいのは、フサフサの馬のたてがみのような草、パンパスグラスです。

パンパスグラスは、草丈が3mほどに生長するイネ科の多年草です。ススキに似ているとも言われますが、ススキのような軽やかさはありません。穂のボリュームが大きく、茎も太いのが特徴です。9~10月、夏の終わりから秋にかけて穂をつけ、穂先だけでも50㎝ほどの長さになります。

パンパスグラスという名前にあるように、原産地はパンパと呼ばれる南アメリカ大陸です。和名はシロガネヨシ。花穂が桃色のものもあります。

本名はさておき、見た目は馬のたてがみのほか、キツネのしっぽ、大きな筆…いやいや、魔女のほうき!束ねて持てば、軽快に空を飛べるかしら、そんな妄想さえ浮かんできます。

花言葉は雄大な愛

花言葉は、「光輝」「雄大な愛」「強気な心」。日の光を浴びてキラキラと光る穂先からは、エネルギーが立ち上り、見ている者も元気をもらえます。幸せを運んでくる魔女の宅急便、キキとジジのかわいらしい姿がひょっこりと現れるかな…そんなワクワクした気持ちになります。

八重のユリもゴージャスです

 

 

【春日ケア・ロビーのお花】リンドウ 盛夏に際立つ花巻ブルー

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夏の花ヒマワリ、秋の花リンドウ

金沢春日ケアセンターのロビーのお花をご紹介します。

黄色い花びらが元気よく開いているヒマワリ、軽やかな小花のオンシジューム、そして深い緑にさわやかな白い筋の入ったシマハラン。原色が鮮やかな夏の花です。そんな中でひときわ目立つのが、ロイヤルブルーのリンドウ。このリンドウを紹介したいと思います。

リンドウの華やかさは「いとをかし」

リンドウは9~11月にかけて花開く秋の花です。日光が当たっている時に開き、暗くなる日没後には閉じる習性があります。花が開閉を繰り返す様子は生命力にあふれ、見ている人に活力をもたらします。原産国は日本。平安期の代表作ともいわれる清少納言の「枕草子」にもリンドウが登場します。清少納言は、「こと花どもの皆霜枯れたるに、いと花やかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし」と表現し、リンドウの花を愛でています。

宮沢賢治が好んだ花巻ブルー

また、宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」にも登場します。主人公のカムパネルラが銀河鉄道の車窓を見て最初に目に飛び込んできたのが凛として立つリンドウの青い花。「ああ、りんどうの花が咲いている。」と思わず叫びます。岩手県では、リンドウをはじめ賢治が好んだ青を「花巻ブルー」と呼んで親しんでいます。

深い青のリンドウを愛でながら、物語の世界に思いを馳せてみませんか。

【春日ケア・ロビーのお花】アガパンサス ジューンブライドの季節に咲く花

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愛の花 アガパンサスとユリ

金沢春日ケアセンターのロビーのお花をご紹介します。

紫の小花がかわいらしいアガパンサス

お花の名前を記した立て札は、七夕仕様です。

アガパンサスの花言葉は「恋の訪れ」

お花についての詳しい説明も添えています。
アガパンサスの花言葉は「恋の訪れ」ですって。
今年の七夕。織姫と彦星は会えるでしょうか?!

 

【春日ケア・ロビーのお花】ラークスパー 伸びやかに飛び回る鳥たちのイメージ

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夏の空を自由に、快活に

金沢春日ケアセンターのロビーのお花を紹介します。

紫色の小花がついた背の高いお花は、ラークスパーというお花です。千鳥草、飛燕草(ひえんそう)とも呼びます。
一つ一つの花が空を飛んでいる鳥やツバメのように見えることから、名づけられました。

アップで見てみると、確かに一つ一つの花に動きがあり、様々な表情を見せていますね。
色はブルー、紫、白、ピンクなどいろいろな色があるようです。今回のフラワーアレンジでは、オレンジや黄色のビタミンカラーの中に、紫色のラークスパーが混ざることで、ほっと優しい印象を与えています。

猛暑の夏を元気に乗り切る

ラークスパーの花言葉は、「自由」「快活」。
早くも暑さの厳しさを感じる今年の夏、花の力を借りて元気に過ごしていけるといいですね。

 

 

【春日ケア・ロビーのお花】丹頂アリウム 頑張っている方への“応援花”に

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てっぺんが紫、ほんのりネギの香り…丹頂アリウム

金沢春日ケアセンターのロビーのお花をご紹介します。

今週のお花は、ヒマワリ、ガーベラ、アルストロメリア、かすみ草、丹頂アリウム、ドラセナです。

今回は丹頂アリウムを中心に説明します。紫色の小花が球状に咲きます。花の上の方から咲き、咲きそろう過程でてっぺんが赤紫に見えるので「丹頂」と名付けられたそうです。アリウムと言う名前は、古代ラテン語で「ガーリック」を意味します。ニンニクですね。ネギやニラも同じ仲間です。この丹頂アリウムも茎の切り口からほんのりネギの香りがします!

茎がうねっており、花アレンジ全体に立体感を出していますね。これは、栽培技術でうねりを出すことができるそうです。

花言葉は「くじけない心」

茎のうねりが、人の心の動きにも見える丹頂アリウム。花言葉は「くじけない心」です。どんなことがあっても、臨機応変にしなやかにやり過ごす、生き抜く、そんな力強さをもらえるお花です。応援メッセージを贈る時にも添えると良いかもしれませんね。

 

中谷宇吉郎もびっくり!…ホワイトクリスマスin春日

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宝石のような輝きを放つ雪の結晶アート

今年も金沢春日ケアセンターにクリスマスがやってきました。
1階リハビリルームには、思い思いの雪をかたどった結晶アートが飾られ、華やかに降りしきっています。

「雪は天から送られた手紙である」

一つひとつの雪の結晶を見ると、まぁ繊細で芸の細かいこと。まるで宝石のようです。

左右対称で、結晶の先端がひし形や丸いのや、枝のように細くなっているのなど様々です。

これには、雪の研究を手掛けた科学者・中谷宇吉郎も驚くことでしょう!
中谷宇吉郎は、加賀市片山津温泉の出身の物理学者です。気象条件によって全く異なる雪の結晶ができることを突き止め、世界で初めて人工雪を作ることに成功しました。こんなロマンあふれる名言を残しています。

「雪は天から送られた手紙である。人間の眼が、いまの十倍か二十倍くらいに拡大されたら、雪山などもったいなくて、とても歩かれないであろう」

こんなきれいな結晶が足元に散りばめられていると思うと、確かにもったいなくて踏めないですね。
北陸、金沢に住んでいると雪は見慣れたもので、雪かきの負担が増え交通にも影響が出るなどどちらかというとやっかいものですが…こうしてみると宝石のような宝物にも見えてきます。自然が生み出すデザイン美をもっと楽しんでいきたいですね。

雪のこと、中谷宇吉郎についてもっと知りたい方は、この本がおすすめです。加賀市には「中谷宇吉郎 雪の科学館」もありますね。

ツリーとリースもお目見え

雪の結晶アートのとなりには、華やかなツリーとビックなリースもお目見えです。

リースは手作り。緑色の画用紙に細かい切れ込みを入れてあります。金色のリボンがアクセントになっています。

大きな靴下もそろいました。サンタさん、「かかと」をそろえてプレンゼントお待ちしています!

今年は、金沢も降雪でホワイトクリスマスになりそうです。
コロナの動向もまだまだ気になるところですが、利用者さまも職員もみんな元気に過ごしています。
暮らしの中に楽しみを見つけながら、健やかに、朗らかに日々を紡いでいきたいと思います。
今年も一年ありがとうございました。

メリークリスマス!

 

金沢のお背戸の秋をここで。皇室ゆかりのお印の木も色づく

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ヤマボウシ、アラカシ、キンモクセイ、モッコク…
秋色に染まるなじみの樹々
金沢のお背戸を演出

金沢春日ケアセンターの“自慢”の一つは、施設をぐるりと囲む植え込みです。
四季折々の花や葉を楽しめるよう様々な草木をあしらっています。
当施設も元菊町に移転新築して来年には15年目を迎えます。
移転当初植えた細くて小さかった苗木もすくすくと伸び、すっと背の高い成木へと成長しています。

秋真っ盛り。
赤や橙色に染まった葉が風に揺れ、小径に木の実がころんと転がる。
金沢の町家には、家の前や後ろにちょっとした庭があって、草木や小池、飛び石をしつらえ「お背戸」と呼んでいます。季節の変わり目には植木職人さんが訪れ、枝を剪定し、雪吊りを施すなどていねいにお手入れをして次の季節を迎える準備をする、そんな文化があります。

金沢春日ケアセンターの植え込みからも“お背戸”のような身近な風景を感じていただけます。
真っ赤な実がかわいらしいモッコク、なじみの芳香と橙色の花をつけるキンモクセイ、白い花が特徴的なヒイラギキンモクセイ。夏に白い花を楽しませてくれたヤマボウシは、黄色や赤に染まった紅葉の衣装をまとい衣替えです。

 

赤い実のモッコク

 

モッコクの枝。赤と緑のコントラストがきれい。

おなじみのキンモクセイ

 

白い花が特徴のヒイラギキンモクセイ

 

 

紅葉がいろづくヤマボウシ

足もとを見ると、かわいらしいドングリ達。アラカシの実です。アラカシは、石川県より西側の温暖な地域に植生するブナ科の常緑樹です。菊に似た黄色い花を咲かせるツワブキも満開で、木々の足もとを彩っています。

 

アラカシの実

 

 

ツワブキの花

 

皇室ゆかりのお印の木
ゴヨウツツジ、コウヤマキ

そして、皇室ゆかりのお印の木「ゴヨウツツジ」と「コウヤマキ」。
ゴヨウツツジは愛子さまの、コウヤマキは悠仁さまのお印です。
3年前に撮影したそれぞれの写真と比べると、幹も太く背丈もずいぶんと大きくなりました。

お子さまへの願いを込めて…

ゴヨウツツジは、初夏に真っ白な花を一面に咲かせます。天皇陛下と皇后陛下が「純白の花のような純真な心を持って育ってほしい」という願いを込めて愛子さまのお印にしたそうです。
コウヤマキは、まっすぐ上にのびて樹木全体が円錐形をしているのが特徴です。針葉樹ですが、葉に触れてもやわらかく痛くありません。秋篠宮ご夫妻が「大きく、まっすぐに育ってほしい」との思いで選んだそうです。

皇室のお一人お一人が持つお印。お子さまへの願いや思いを込めてご両親が選んだお印はきっと生涯本人の命と心を守るものとなるのでしょう。最近は皇室の話が話題になることも多いですが、ゆかりの木々を大事に育てながら、その成長を眺めていると、温かく見守っていきたいなという気持ちになります。

ゴヨウツツジ(2021年11月撮影)

 

3年前にはまだ背丈も小さい若木でした。(2018年5月撮影)

 

ゴヨウツツジ、うつむき加減の白い花が特徴(2018年5月撮影)

 

花も葉っぱも5枚ずつ輪生する(2018年5月撮影)

 

全体が円錐形にまとまるコウヤマキ(2021年11月撮影)

 

まっすぐな幹と凛とした立ち姿が美しい(2018年5月撮影)

季節の移ろいを楽しむ工夫と心を

金沢春日ケアセンターはJR金沢駅にも近く、目の前はまめだ大通りが走り、日中は交通量も多い街中にあります。
しかし、一歩敷地に入ると木々の葉が触れ合う音や花の香り、色を味わう憩いの場となっています。
利用者さまもご家族も、職員も散策したり、出入りの際にちょこっと季節の景色を楽しんでいます。
よく、おしゃべりの話題にもなりますよ。

介護施設だからこそできる、金沢ならではの季節の移ろいを楽しむ工夫と心を少しでも感じていただけたらと思っています。

カニ漁解禁、“春日市場“でも初売り

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金沢の冬はカニがいなくちゃ始まらない

11月6日に今年のカニ漁が解禁になりました。金沢春日ケアセンターの1階にある近江町市場ならぬ“春日市場”でも初売り開始です。足先までしっかりと身の詰まった食べ応えのあるズワイカニがお目見えですよ。

白い模造紙に朱色を塗り、ところどころ白い筋も見え隠れしているところがまさに本物。甲羅の黒い斑点も添えられているほどのこだわり様。

こちらが、近江町市場に並ぶカニ。こちらも、もちろんおいしそう。解禁日から始まる恒例のカニ汁まつり、今年は残念ながら中止のようです。

今期は、雄のズワイガニ「加能ガニ」は3月下旬まで、雌のズワイガニ「香箱ガニ」は12月末まで店先に並ぶそうです。

 

春日富士、ここにあり

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深まる秋、富士山と紅葉がお目見え

金沢春日ケアセンター1階のリハビリルーム前に、突如富士山が現れました。
名付けて「春日富士」。初冠雪も果たし、美しい姿です。
周りを縁取るもみじは、良く見ると何と「手の形」です。拍手喝采!

ここでちょっと豆知識。
富士山が現在の形になったのは8000年ほど前。日本最古の和歌集「万葉集」には、「不尽山」と書かれています。
「富士」という漢字で書かれるようになったのは、平安時代の「続日本書紀」あたりから。富士という言葉のほかに、「不死」「不二」とも記されているそうです。不老長寿、いつまでも元気で二つとない人生を歩む。春日富士もそんなメッセージをしっかりと発信していますよ。

こちらは本物。こうしてみると、春日富士も結構いけていますよ。

食欲の秋…秋の味覚、ブドウや柿もたわわに
サンマに、おでんも

花より団子…ならぬ、富士山よりブドウ。巨峰にナガノパーブル、シャインマスカット。最近はブドウもいろいろな種類が増えましたね。折り紙で作った柿もおいしそう!

そして、待ちに待った酒類提供解禁の号令とともに、サンマやおでんも登場です。
昨年冬は、感染対策でコンビニエンスストアのおでんも店頭から消えましたが、今年は復活の兆しありです。

七輪で焼いたサンマからは香ばしい香り

出汁が染みたおでんもありますよ~♪

思い切り旅に出かけられるまで、もう少しの我慢。
施設の中で、秋の旅をゆっくり楽しんでくださいね。喜んでお供します。

“夏の趣“をお届けします

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2021夏、元気に過ごしています!
スイカに朝顔、かき氷、夏の風物詩お目見え

コロナで難局を迎えている2021夏ですが、利用者さまも職員も元気に過ごしております。
暑中見舞いの代わりに、リハビリの職員と利用者さまで作ったダイナミックな作品を紹介します。

ヒマワリ畑とスイカ

ひんやりかき氷もありますよ。

各フロアにもスイカ貸し出し中。“夏の趣”をお届けします。
スイカ割り、お祭りイベントを分散開催中。

ケアハウスでは朝顔のカーテンも

春には桜を咲かせた手作りの大木も青々とした葉が茂っております。
そして枝からは朝顔のカーテンがつるされ、色とりどりの花を咲かせています。

一句、詠んでみませんか。

大木からつるされた朝顔。

夜空には折り鶴の花火も上がりますよ。
アイデア次第で、施設の中にいても楽しい夏休みを味わえます。新たな発見です。

 

桜満開、令和3年度入職式

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令和3年度 入職式

4月1日、仁智会でも金沢春日ケアセンターにて、新入職員を迎えて「令和3年度入職式」を行いました。出席者は新卒3名、4月入職の中途採用5名の8名です。新型コロナ感染拡大防止のため、職員の出席はなしで、粛々と進めました。それでも、新入職員からは、これからの新しい職業人生に向けた期待と希望に満ちたオーラがあふれていました。

入職式の後は、さっそく研修です。2日間に渡り、練りに練られたプログラムが展開されます。研修を終えると、さっそく各現場に分かれて、介護やケアの実践となります。

ヤエベニシダレ、咲き誇る

春日ケアセンターの隣にある金沢春日ケアレジデンスの植え込みでは、ヤエベニシダレが咲き誇っています。

新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年春は桜の満開の頃に緊急事態宣言となりとてもお花見をするような状況ではありませんでした。あれから一年、コロナの状況はあまり変わっていませんが、何があっても変わらずに成長し花や実をつける植物の生命力に支えられ、私たち人間も少したくましくなったように思います。身近な場所で桜をはじめ、樹木や花、足元の野草に触れながら、改めて生きていることに感謝をして前に進んでいきたいものですね。

花咲か姉さん…“不老不死”の手作り桜を咲かせてみせます!

そして、春日ケアハウスでは、なかなか花見に出かけられない利用者さまのために、室内に大きな桜の木がお目見えしました! ケアハウス職員が、“花咲か姉さん、花咲か兄さん”となって「不老不死の手作り桜」を今まさに制作中…。幹の質感も本物そっくり、完成が楽しみです。ぼんぼりも用意されていますよ。これなら、夜桜まで一日中、ゆっくりと楽しめそうです。

 

 

 

季節は春へ、ひな祭り

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気持ち華やぐ雛飾り
ステイホームでも季節感を味わって

節分の鬼さんをご紹介して一カ月。次はひな祭りです。
赤い繊毛を敷いて、色鮮やかな着物姿のお雛様、お内裏様が飾られると、ぐっと華やかになりますね。

 

金沢ケアレジンデンスのひな飾り

窓から差し込むやわらかい日差しを受けて、桃の花のピンク色も引き立っています!
最近、一般家庭ではフルバーションのひな飾りを見ることも少なくなりました。貴重な1セットです。

表情豊かな、動きのあるお雛様も

 

春日ケアセンターのリハビリルームでも

こちら、金沢春日ケアセンターのリハビリルームでは、また違った趣の雛飾りがお目見えです。
三人官女や五人囃子のお顔の表情も豊かで、しぐさも動きがあります。
段々ではなく横に広がるスタイルでお人形を並べてみると、オーケストラのような広がりも感じられて面白いですね。

コロナ禍が始まり、ステイホームを…と言われて早一年。外に出る機会が減っているので、季節感を十分に感じることが難しいかもしれません。当施設では、施設内のちょっとした場所に年中行事の飾りつけをしたり、お花を飾りながら、いつもより少し豪華に演出しております。ご利用者さまに、少しでも季節感を感じていただけたら幸いです。

 

 

コロナは地球の外~、福はうち~!!

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「今年はコロナを退治じゃ!」
迫力ある鬼のオブジェがお目見え

早いもので2月に入りました。今年の節分は2月2日です。
節分は例年2月3日ですが、今年は暦のずれの影響で一日早まるのだそうです。珍しいですね。
金沢春日ケアセンターでは、節分を味わおうと「赤鬼と青鬼」のオブジェを作りました。
利用者さまと職員による力作です。
一階のリハビリ室のガラス越しに見ることができます。

新聞紙と紙皿で手作り、迫力満点

老健ケアセンターの入所者さま、デイケアの利用者さまが、リハビリテーション科の職員の指導を受けながら作りました。
新聞紙をこぶし大に丸めて色を塗り、段ボールに隙間なく貼り付けて顔を形作っています。
眼は紙皿です。眉毛も極太。どちらの鬼も目力が強く、吸い込まれそうですね。。
金色に輝く角や牙、痛そうなとげのついたこん棒でパワーアップです。
とても丁寧に作りこまれていて、いつまで眺めていても飽きません。

今年は鬼も味方です。世界中のみんなの願いを集めて、コロナを退治してください…お願いします。

クリスマスツリーがお目見え

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大きなツリーに気持ちをゆだねて…

春日ケアセンターのリハビリ室に大きなクリスマスツリーがお目見えしました。
飾りつけも豪華です!
いろいろ大変な年でしたが、気分を上げてメリークリスマス~

リボンが素敵~インスタ映えするもみの木飾り

 

さながら街角のショーウィンドウ

サンタさん、感染対策をしてプレゼント持ってきてね

春日ケアの中庭は宝石箱

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さりげなく花開く様子にほっこり

春日ケアセンターの中庭が秋の草花で彩られています。
思わず立ち止まって、ささやかに花開き、実をつけている様子にほっこりと心が温まります。

香りで感じる秋

建物正面のキンモクセイも良い香りを放っています。
遠くからでも風に乗って、おなじみの香りが際立ちます。

ヤマボウシも色づき始めました