中谷宇吉郎もびっくり!…ホワイトクリスマスin春日
ブログ春日
宝石のような輝きを放つ雪の結晶アート
今年も金沢春日ケアセンターにクリスマスがやってきました。
1階リハビリルームには、思い思いの雪をかたどった結晶アートが飾られ、華やかに降りしきっています。
「雪は天から送られた手紙である」
一つひとつの雪の結晶を見ると、まぁ繊細で芸の細かいこと。まるで宝石のようです。
左右対称で、結晶の先端がひし形や丸いのや、枝のように細くなっているのなど様々です。
これには、雪の研究を手掛けた科学者・中谷宇吉郎も驚くことでしょう!
中谷宇吉郎は、加賀市片山津温泉の出身の物理学者です。気象条件によって全く異なる雪の結晶ができることを突き止め、世界で初めて人工雪を作ることに成功しました。こんなロマンあふれる名言を残しています。
「雪は天から送られた手紙である。人間の眼が、いまの十倍か二十倍くらいに拡大されたら、雪山などもったいなくて、とても歩かれないであろう」
こんなきれいな結晶が足元に散りばめられていると思うと、確かにもったいなくて踏めないですね。
北陸、金沢に住んでいると雪は見慣れたもので、雪かきの負担が増え交通にも影響が出るなどどちらかというとやっかいものですが…こうしてみると宝石のような宝物にも見えてきます。自然が生み出すデザイン美をもっと楽しんでいきたいですね。
雪のこと、中谷宇吉郎についてもっと知りたい方は、この本がおすすめです。加賀市には「中谷宇吉郎 雪の科学館」もありますね。
ツリーとリースもお目見え
雪の結晶アートのとなりには、華やかなツリーとビックなリースもお目見えです。
リースは手作り。緑色の画用紙に細かい切れ込みを入れてあります。金色のリボンがアクセントになっています。
大きな靴下もそろいました。サンタさん、「かかと」をそろえてプレンゼントお待ちしています!
今年は、金沢も降雪でホワイトクリスマスになりそうです。
コロナの動向もまだまだ気になるところですが、利用者さまも職員もみんな元気に過ごしています。
暮らしの中に楽しみを見つけながら、健やかに、朗らかに日々を紡いでいきたいと思います。
今年も一年ありがとうございました。
メリークリスマス!