医療法人社団 仁智会

花*ひろば 2020年01月一覧表示

今のところ暖冬…金沢の冬の庭を演出

春日花アレンジ

暖かい冬…

年が明けても、今のところ雪が降らない金沢の冬です。
暖冬、大歓迎ですが、お庭の冬景色を楽しみたい方にはちょっと物足りないかもしれませんね。
松や椿、梅など、金沢の庭に植えられている樹木は常緑樹が多く、この時期はふんわりと積もった白い雪と葉や花とのコントラストがとても美しいですからね。

春日ケアセンターと春日ケアレジデンスでは、金沢の冬の庭をイメージした花アレンジがお目見えです。

金沢春日ケアレジデンスの花アレンジです。
赤色を基調とするグラデーションでコーディネートされています。
次々と花開いて、枝を賑わせているのは木瓜の花ですね。
そして、足元にはおなじみの椿です。
しっとりとした深紅のお花は、カップの形に開花し、アレンジ全体を立体的に奥行きのあるアレンジに見せています。

椿の葉の艶やかさを楽しむ

このアレンジの見どころは、椿の葉です。
いつもロビーの花のアレンジを手掛けてくださっている花あしらい「セレソ」の北原サクラさんによると、「木瓜の紅色、椿の赤、そして光沢ある椿の葉の緑色のコントラストを楽しんでいただきたいです」とのこと。

艶やかな葉の表面に光が反射して、きらきらと輝いています。
椿は常緑樹なので、冬でも青々とした葉で覆われています。
どんな環境でも耐えられるように、葉の表面には、蝋(ろう)が浸透していて、強い光や紫外線から葉を守り、気孔以外から水分が奪われるのを防いでいるそうです。

うんちくは横に置いておき、椿に舞い散る雪…今年はまだ見られませんね。
紅白、そして深い緑色の鮮やかなコントラストは金沢の冬の風物詩でもあります。
春までには、見る機会があるかもしれません。

 

雪の中でうごめく春の芽吹き

こちらは、金沢春日ケアセンターの花アレンジです。
白と薄い黄色のグラデーションが、雪、そして早春の芽吹きを感じさせます。
ユリ、ストックも白でそろえ、スイートピーの薄い黄色は、この時期に旬を迎える水仙のようにも見えます。

雪柳の小さな白い花、黄色の小花を枝いっぱいにつけている青文字がアレンジ全体を包み込んで、動きのあるものにしています。青文字はクスノキ科の樹木で、葉に先立って小さな花が咲きます。枝が青みがかっていることから、青文字と名づけられたそうです。

同じクスノキ科で黒文字という樹木もありますが、こちらは楊枝の材料として知られています。黒い樹皮が残った高級な楊枝、茶席の生菓子などをいただく際に使いますよね。

冬から春へ、旬のお花を楽しみながら、季節の移ろいを感じて過ごしたいですね。

 

 

 

 

 

「勢い」ある一年に

春日花アレンジ

 満を持して、飛躍する

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

今年は夏に東京オリンピックのある年。それに尽きますね。
開催国として準備を整え、満を持して各国の選手や関係者を“おもてなし”し、盛り上げていきたいものです。そして、 私たちも活気に満ちた勢いある一年にしていきたいと思います。

金沢春日ケアセンター、隣接する金沢春日ケアレジデンスのロビーでもダイナミックな花アレンジが皆さまをお迎えしております。

ケアレジデンスの花アレンジからご紹介します。

ケアレジデンスの花アレンジ

しだれ柳の枝が、まるで流れでる滝のようです。
夜のロビーで眺めると、艶やかな女性の着物姿にも見えてきます。
そして、小さく丸めた紅白の餅花がかわいらしさと華やかさを演出しています。

豊作と繁栄を祈る餅花

餅花

江戸時代の頃から、全国各地で1月15日の小正月に餅花を飾る習慣が盛んだったそうです。
稲の花をイメージしていて、穀物の豊作や繁栄を祈りました。
まゆ玉という言い方も聞いたことがあります。

今はあまり行われなくなりましたが、正月飾りや書き初めを燃やす「左義長」に合わせて、
地域や町内会で餅つきや餅花づくりのイベントを開いているところも多いですね。

 

アレンジの中心に集められた西洋菊とシンビジウムの紫色のグラデーションが、全体をとても上品にまとめています。

飛ぶ鳥の躍動感を演出

続いて春日ケアセンターのお花です。

春日ケアセンター花

こちらは、真っすぐに伸びた茎に、鶴を思わせるオレンジ色のくちばしのような花が印象的です。
このオレンジ色の花は、ストレリチア。極楽鳥花という別名を持ち、トロピカルな見た目からも分かるように、南アフリカ原産のバショウ科です。花言葉は新年にふさわしく、「輝かしい未来」だそうです。

針葉樹の代表である大王松や赤い実の千両、西洋菊、葉ボタンで縁取られた足元は、なじみの草木で安定と安心感があります。

夢と希望は大きく、そして着実に。オリンピックでの日本代表の活躍に期待を込め、自分たちも日々の活動や仕事を一つひとつ丁寧に取り組んでいきたいものです。