医療法人社団 仁智会

花*ひろば 2022年10月一覧表示

【春日ケア・ロビーのお花】カラテア・マコヤナ…一枚添えると一気にラテン系に

ブログ春日花アレンジ

見ているだけで元気が出てくるカラテア

「見たことあるけれど、名前は良く知らない」。そんなお花はありませんか。カラテア・マヤコナもそんな観葉植物の一つではないでしょうか。

葉の模様が特徴的なカラテナ・マヤコナ

大きな花束や、花アレンジメントに添えられていることも多いカタテナ。葉に入った模様が特徴的です。緑の濃淡が交互に入った矢羽根ともクジャクの羽にも見える個性的で美しい模様。ブラジルなど熱帯アメリカが原産だそうです。葉だけを見ていても飽きないくらいですが、鮮やかな色合いのお花と合わせると、お互いを引き立てる効果があります。

カラテアの葉の模様の効果か、花も揺れている、動いているように見えるから不思議です。サンバのリズムに合わせて、踊る花たち。開花の具合も解放的に幾分大きく開いているかもしれません。

花言葉は飛躍、強い思い、あたたかい心

カラテアの花言葉は3つあります。飛躍、強い思い、あたたかい心。どれもポジティブな意味ばかりですね。目標に向かって取り組んでいる人、大きなプロジェクトに取り組む人へのエールを送り、そして、時にあたたかい「気」を発して気持ちを落ち着かせてくれる。仕事に勉強に取り組んでいる人にはぴったりの植物です。

 

カンガルーの前足

ユニークは花をもう一つご紹介します。小さいバナナに細かい毛が生えたような「カンガルーポー」です。カンガルーの前足という意味だそうです。オーストラリア南西部が原産。見た目通り、花言葉は「不思議」「驚き」です。ちょっとコミカルで遊び心がありますね。

 

カンガルーポー

八重のユリやカーネーションも存在感があります。

 

【春日ケア・前庭の花木】武家屋敷の秋を彩る庭木たちーモッコク、金木犀

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赤や黄色の飾りをつけて秋を演出

金沢春日ケアセンターの前庭には様々な花木が植えられており、四季折々それぞれの季節に応じた花や実をつけて私たちを楽しませてくれます。秋は、赤や黄色の飾りをつけるモッコクや金木犀が五感を刺激します。

モッコク

金木犀

モッコクも金木犀も「三大庭木」として、モチノキとともに庭造りに適した樹木として昔から親しまれている常緑樹です。モッコクは「江戸五木」として、江戸時代から人気のある庭木でもあります。秋冬でも葉が落ちず、深い緑が残り、葉の間からのぞくモッコクの赤い実や金木犀の黄金の花が秋にふさわしく温かい印象を与えています。

モッコクも金木犀も、金沢に多く残る武家屋敷の庭には必ずあるといっていいほど愛用されています。ですので、この季節になると城下町全体が何となく温かい色合いに包まれ、ほのかに甘い香りに包まれます。

モッコク

モッコクは花の香りがラン科の石斛(せっこく)に似た木という意味で江戸初期に「木斛(もっこく)」と命名されたといいます。初夏にはアイボリー色の花を咲かせます。そして、秋には花とは反対に赤い実をつけ、そこにメジロやヒヨドリなどの野鳥が実を食べにやって来ます。

赤い実を狙って野鳥がやって来る

金木犀

金木犀はこの時期、おなじみの香りの強い花を咲かせます。「キン」は花の黄色を金色に見立てたもので、「モクセイ」は樹皮が動物のサイ(犀)の肌に似た木という意味です。黄色の花は、その年にできた葉の付け根に密集しているのが特徴で、強い香りとは裏腹に花は葉の陰に隠れているように見えます。

青空に映える金木犀