医療法人社団 仁智会

花*ひろば 2017年12月一覧表示

金沢のクリスマスは、白が似合う

春日花アレンジ

金沢の冬にぴったりのクリスマスアレンジ

先週末、いきなりの大雪に見舞われた金沢。

今日はそんな金沢に似合うお花を紹介します。

金沢春日ケアレジデンスのクリスマスアレンジです。白を基調とした上品な華やかさを演出しています。

白を基調にしたクリスマスの花アレンジ

 

週末の大雪…「いやー、油断ならんわ」と思わず声を出された方も多いのではないでしょうか。

車のタイヤなど準備は万端ですか?

温暖化のせいか、金沢でも12月に大雪になることは珍しくなったこのごろ。

水を散布する融雪装置

昭和時代の金沢は、11月中旬を過ぎたらもう雪が積もって当然という感覚でした。いわんやクリスマス…をや。クリスマスのイルミネーションがきらめく竪町や片町の商店街も、足元は溶けかかった雪と融雪装置からあふれる水でぬかるみ、点検や調整が追い付かないのか所々で融雪の穴から噴水のように水が吹き上げていることも多々、それを通り過ぎる車が歩道に跳ね上げ…、楽しいそぞろ歩きにはならないこともしばしば…。でも、悪いことばかりではありません。正真正銘のホワイトクリスマスを味わうことができましたから。

 

ふわふわの白、研ぎ澄まされた白

 

白いお花も、種類によっていろいろな趣があります。星の形をした「ホワイトスター」は、名前の通り五枚の花びらがバランス良く開き、涼し気に瞬いています。正式名は「オキシペタラム」(鋭い花弁)と呼ばれ、白のほかに淡いブルーの花もあります。結婚式のブーケなどに“サムシングブルー”として取り入れられることが多いですね。

深い赤が際立つ

アレンジの中央には、クリスマスカラーの深い赤。カラーやストックの花がエレガントに咲き誇っています。

ストックは一枚の布をふんわりと巻いたような形状が特徴ですが、実はこの部分は花ではありません。仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、「がく」だそうです。中心部分にガクに守られるようにして顔を出している黄色い軸が花です。白いカラーはおなじみですが、深い赤紫のもとても存在感があります。女性の服の襟(カラー)に見えることからカラーと呼ばれているそうです。

ふんわりした襟に見えるカラー

 

 

 

 

 

 

白銀の輝きを乗せたグリーン

花アレンジ全体をまとめるのは、クリスマスカラーの緑色。

クリスマスリースなどの飾りにも使われるヒムロスギ。先端がところどころグレーに染まり、さりげなく雪が舞っているような動きを感じます。ヒムロと聞くと、特に金沢の人は「氷室」という字を連想しますが、漢字は「檜榁」と書きます。ヒノキ科の針葉樹です。葉は針状ですが、触っても痛くなく、頬を近づけてみると森のいい香りがします。

そして、ユーカリもほんのり灰色がかったスモーキーな色合いが落ち着きを与えています。葉の一枚一枚が大ぶりで、慌ただしく過ぎていく年の瀬にもゆったりとした時間の流れを感じることができます。

今週末のクリスマス、雪はどうなることやら。

降っても、降らなくても、家族や友人と幸せなひと時を過ごすことができるといいですね。